Yahoo!検索広告には複数の自動入札タイプが存在するため、使用頻度の低い入札タイプについては詳細を把握されていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Yahoo!検索広告の自動入札を活用する上で媒体から推奨されている条件についてまとめてみました。
自動入札導入前にご活用ください。
Yahoo!検索広告で設定できる自動入札の種類
執筆時点で、Yahoo!検索広告で使用できる自動入札は次の6つです。
- 拡張クリック単価
- 広告費用対効果の目標値
- コンバージョン単価の目標値
- コンバージョン数の最大化
- クリック数の最大化
- ページ最上部掲載
この内「クリック数の最大化」と「ページ最上部掲載」については推奨条件がないため割愛します。
拡張クリック単価の推奨条件
アカウントに1つ以上のコンバージョンを設定し、1つ以上のコンバージョンで「自動入札への利用」を「する」にすることが推奨されています。
ちなみに、拡張クリック単価はコンバージョン設定していないアカウントでも利用可能です。
しかし、コンバージョンの実績を元に入札調整が行われるため、コンバージョンを計測していない広告アカウントでは入札制度が低下し、コンバージョンが伸びなかったり、広告配信が落ちてしまう可能性があるため注意が必要です。
Yahoo!広告ヘルプ 自動入札タイプ「拡張クリック単価」について
広告費用対効果の目標値の推奨条件
過去30日間に、15コンバージョン以上発生しているキャンペーンが推奨されており
入札価格に上限/下限設定をすることができるのですが、この設定を行わないことも推奨とされております。
また広告費用対効果の目標値の設定後については
30日間でコンバージョン実績が一定件数発生しない場合、十分なデータが集まらないということで入札の精度が低下することがあるため、自動入札設定後についてもコンバージョンを継続的に獲得できるようにすることが推奨されております。
Yahoo!広告ヘルプ 自動入札タイプ別の設定条件について
Yahoo!広告ヘルプ 自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」
コンバージョン単価の目標値の推奨条件
コンバージョン数に推奨条件はありません。
広告費用対効果の目標値同様、入札価格に上限/下限設定をすることができるのですが、この設定を行わないことは推奨とされております。
またこちらも広告費用対効果の目標値同様、自動入札設定後も継続的にコンバージョンを継続的に獲得できるようにすることが推奨されております。
Yahoo!広告ヘルプ 自動入札タイプ「コンバージョン単価の目標値」
コンバージョン数の最大化の推奨条件
コンバージョン数に推奨条件はありません。
コンバージョン数の最大化を利用するキャンペーンに合ったコンバージョンを、「自動入札への利用」を「する」にすることが推奨されております。
ちなみに、Yahoo!ディスプレイ広告のコンバージョン数の最大化にはコンバージョン数の推奨値があり注意が必要です。
コンバージョン数の最大化を目指して配信を行うには、キャンペーン単位で直近7日間にコンバージョン数が20件以上発生している必要があります。
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自動入札「コンバージョン数の最大化」をより安定した状態で利用するには、キャンペーン単位で直近7日間のコンバージョン数が50件以上を目安にしてください。
Yahoo!広告ヘルプ 自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」
まとめ
いかがだったでしょうか。
Yahoo検索広告の推奨条件と、Yahoo!ディスプレイ広告の推奨条件で異なっているものがあったりするため混合しやすく注意が必要です。
また、コンバージョンを元に最適化される自動入札タイプで「コンバージョン単価の目標値」「コンバージョン数の最大化」についてはコンバージョン数に推奨条件は含まれておりませんが
自動入札の先駆けであるGoogle広告では、つい最近までヘルプページでコンバージョン数の推奨条件が記載されており(過去30日間で15-30CV)筆者の経験則でもコンバージョンの実績は重要だと感じます。