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Google広告P-MAXの配信先サイト(プレースメント)確認方法

P-MAX広告はYouTube、Discover フィードなど配信面が複数あるため、「アプリに配信された割合は?」「YouTubeに配信された割合は?」など、より良い成果を出すために確認したい担当者の方は多いのではないでしょうか。

結論、記事を執筆した2023年9月時点では「ある程度なら確認できる」という状況です。どのように配信面を確認し、どういったデータを確認できるのか。本記事でご紹介します。

 

P-MAX配信面の確認の方法

Google広告にログイン後、以下の手順で確認可能です。

  1. 「レポート」
  2. 「事前定義レポート(詳細分析)」
  3. 「その他」
  4. 「P-MAXキャンペーンのプレースメント」

ただし、どの配信面で表示されたのかという情報は分かるものの、クリックやコンバージョンなどの情報を確認することは出来ません。その理由は、そもそもGoogleとしてはブランドセーフティーの観点から「P-MAXキャンペーンのプレースメント」を用意しているためです。

注: プレースメント レポートには特定のチャネルのパフォーマンスしか含まれてないため、プレースメント レポートはパフォーマンス評価にではなくブランド保護ツールとして使用する必要があります。
引用元:P-MAX キャンペーンのプレースメント レポートを確認または作成する

その他「プレースメント レポートには特定のチャネルのパフォーマンスしか含まれてない」という記載もあるため、あくまで参考値程度にするのが良さそうですね。

 

「Googleにより所有および運営」とは

「Googleにより所有および運営」とは、Google が所有するすべてのサイトを指していますており、具体的には以下のような配信先となります。

  • YouTube
  • Discover
  • Gmail
  • フィード
  • Play など

プレースメントの定義
Google により所有および運営: 「Google により所有および運営」とは、Google が所有するすべてのサイト(Gmail、Play、Discover、YouTube など)を指します。プレースメント レポートには「Google により所有および運営」と言うカテゴリがあり、YouTube、Discover、フィード、Gmail などの Google が所有するプロパティで配信された表示回数がすべて統合されます。
引用元:P-MAX キャンペーンのプレースメント レポートを確認または作成する

 

P-MAXが検索広告やショッピング広告枠に配信された割合は?

残念ながら正確に知ることはできません。

しかし、上述のP-MAXキャンペーンのプレースメントの表示回数を活用することである程度なら把握することが可能で
P-MAXキャンペーン全体の表示回数から、P-MAXキャンペーンのプレースメントの表示回数を引いた数字が検索広告やショッピング広告枠に配信された数値(参考値)になります。

例えば上記の事例の場合。
(数値はでたらめな数値になっているため予めご了承ください)

P-MAXキャンペーン全体の表示回数2,302,593回に対して、P-MAXキャンペーンのプレースメントの表示回数が244,955回です。差し引き2,057,638回が検索広告ないしショッピング広告枠に表示された回数となります。

 

P-MAX配信面の除外設定

配信されたプレースメント中には自社のブランドにそぐわないサイトや、アプリなどもあるかもしれません。そういった場合は以下の手順で除外することが可能です。

  1. すべてのキャンペーン
  2. コンテンツ
  3. 除外設定
  4. デフォルトでは「トピックの除外」になっているため「プレースメントの除外」に変更
  5. 「次から除外」を「アカウント」に選択
  6. 任意のプレースメントを除外として追加・保存

注意点として、執筆段階ではアカウント単位でしか除外設定ができない点です。一つのアカウントで複数のP-MAXキャンペーンを配信している場合、他のキャンペーンでも除外しても良いか、吟味したうえで除外設定をしましょう。

ウェブサイトやモバイルアプリを除外できます。P-MAX キャンペーンでは、アカウント単位と MCC 単位のプレースメントの除外がすべて考慮されます。キャンペーン単位でプレースメントを除外する機能はまだご利用いただけません。
引用元:P-MAX キャンペーンの設定に関する問題

※「まだ利用いただけません」と記載があるため、今後リリースされる可能性はありそうですね^^

 

まとめ

P-MAXをはじめ、各媒体でAIを活用した広告メニューが登場しております。それら全て丸投げして成果が出れば嬉しいですが、筆者が見えてる範囲ではそういったケースは少なく、人が介在する価値が残っている印象です。AIを適切に活用して、より良い広告運用を目指していきたいですね。

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