P-MAXの設定を進める中で「自動作成アセット」という箇所があります。
本記事では「自動作成アセット」の説明と注意点についてご紹介します。
P-MAX「自動作成アセット」とは
「自動作成アセット」は、GoogleのAIに「どの範囲まで広告を自動作成/配信させるのか」を決めるパートです。
「自動作成アセット」を利用することで、例えば広告主のランディングページ内容に基づいて自動的に広告文を作成してくれたりします。そのことで、広告文を作成する手間が省ける他、AIがより良いと考える広告文を入稿してくれますので、キャンペーンのパフォーマンスを最適化できるということでGoogleが推奨しています。
P-MAX「テキスト アセット」とは
「テキスト アセット」は広告文の自動作成を許可するかを決めるパートです。あくまで検索広告に適用されるもので、動画が自動作成されるものではありません。広告文は以下の情報に基づいて作成されます。
- アセット内で使用している広告文
- 最終ページURLに設定しているランディング ページのコンテンツ内容
- 最終ページURLに設定しているドメインのコンテンツ内容
自動作成されたテキストアセットは以下の手順で確認ができます。
- 該当P-MAXキャンペーン
- 「アセットグループ」
- 「詳細を表示」
- 「ソース」の列を確認
広告を自動作成してくれる「テキスト アセット」はとても便利である一方で、筆者の経験では微妙なものを作成された経験もあります。自動作成だからと言って放置してしまうのではなく、定期的にどんな広告が自動作成されているのか確認することをおすすめします。
ただし、自動作成されたテキストアセットは確認可能ではあるものの、個別に削除することはできません。P-MAX キャンペーンの設定にて自動作成テキストアセットの設定をオフにしていただくことで、自動作成されたテキストアセットは配信されなくなりますが、キャンペーン単位での適用となるため注意が必要です。
P-MAXで動画が自動適用された場合
P-MAXキャンペーンではアセットで動画を設定していない場合、その他のアセット情報などから動画が自動的に作成されることがあるので注意が必要です。自動作成された動画を希望しない場合、Googleに問い合わせることで自動生成動画のオプトアウトも可能です。(90 日間のみオプトアウトが可能)しかし、自前で動画を用意することでそもそも動画生成されないようにすることができますので、動画をアップロードすることをおすすめします。
P-MAX「最終ページURL」とは
「最終ページURL」はランディングページを拡張を許可するかを決めるパートです(「テキストアセット」がONになっていないと使用できません)
通常、アセットで設定した最終ページURLや、ショッピング広告を行っている場合はリスティンググループで設定した商品ページURLが最終ページURLとして使用されますが、成果向上が見込める場合にGoogleがランディングページとして広告配信に利用するものです。「テキストアセット」と組み合わせることで、動的検索広告のような挙動をしてくれるため少ない工数で幅広いキーワードにリーチすることが可能となります。
メリットがある一方で、注意点は成果に繋がりにくいページが配信対象になってしまうこともある点です。
サイトの中には会社概要ページや、よくある質問ページなど、成果に繋がりにくいページがありますが、そういったページが配信対象になってしまうケースがあります。P-MAXでは「URLに「company」を含むページを除外する」といった特定URLを除外することも可能ですので、ランディングページとして利用されたページを確認し、必要に応じて除外設定することをおすすめします。
ランディングページの確認方法と、URLの除外については以下の記事でまとめておりますのでご参考ください。
まとめ
P-MAXを利用することで管理の手間が減らすことはできますが、意図してない広告配信になってしまっているケースも少なくありません。定期的に見直し、より良い運用を目指していきましょう。