Google広告の中でも、ユーザーの検索語句に連動して広告配信される広告メニューの多くは「検索パートナー(検索ネットワークと同意。以下では検索パートナーで統一)」にも配信が可能です。
今回はそんな検索パートナーについては、配信先や確認方法などについて解説します。
Google広告「検索パートナー」とは?配信先は?
Googleが提携しているGoogle以外の検索エンジンを指し、提携しているサイトについてはGoogleは発表しておりません。実際に、弊社が自社の広告配信を行ったところ以下のようなサイトへの配信が確認されました。
※弊社のGoogle広告配信実績
配信先を見ますと、日本国内で有名なdocomo.ne.jpのような配信面がある一方で、noteinfor.com、sofound.topなど見慣れないサイトも確認できます。
▼sofound.top
▼noteinfor.com
弊社で確認したところ、見慣れないサイトのほどんどに検索窓が設置されておりました。
しかし、その検索窓の主たる目的はサイト内で記事を検索するためのもので、Google検索とはシチュエーションが異なることに注意が必要です。
また配信実績は日本国内を指定しており、言語も日本語を指定しているにも関わらず他の言語のサイトに配信されておりました。コンバージョンを重視している広告主の方は採算があいにく可能性があります。
検索パートナーではどのように広告が表示される?
Google検索広告で、Googleを選択した場合は、検索窓の直下、検索結果最下部が配信先となります。
しかし検索パートナーでは、パートナーサイトによって表示形式が異なるため「Google検索と同じではない」という点に注意する必要があります。
検索パートナーは、サイト上で広告の表示形式(プレースメント、サイズ、フォーマット、ビジュアル スタイル)をパーソナライズして、ユーザー エンゲージメントと広告のパフォーマンスを最適化できます。この柔軟性により、提供されたキャンペーン アセットを引き続き使用しながら、広告をサイトのデザインやユーザー エクスペリエンスに合わせて調整することが可能になります。
画像引用元:Google広告ヘルプ「Google 検索ネットワークについて」より
検索パートナーの確認方法は?
「コンテンツの適合性」から確認することが可能で、詳細は以下となります。
該当Google広告アカウントにログイン後…
>>広告が表示された日時と場所
>>>コンテンツの適合性
「コンテンツの適合性」を選択後、先に紹介した以下のような画面になります。
執筆時点では、どのサイトでクリックやコンバージョンがあったのかは確認することができません。
また、「特定の検索パートナーだけを指定して配信したい」というニーズもあると思いますが、そういった機能は提供されておりませんので、ここは今後のアップデートに期待ですね。
検索パートナーを除外する方法
アプリ、検索、ショッピングのキャンペーンを新規作成する際、デフォルトで検索パートナーは配信がONになっております。
そのため、キャンペーン作成後に検索パートナーへの配信を除外(OFF)にしましょう。
該当のキャンペーンの「設定」へ移動後…
>ネットワーク
>>「Google 検索パートナーを含める」にチェックされているので、チェックを外す
>>>保存
まとめ ~検索パートナーとどう向き合うか~
いかがだったでしょうか。
検索パートナーについて色々書かせていただきましたが、ほとんどの方は「除外しよう…」と思ったかと思います。実際、弊社の見えている範囲では、検索パートナーは成果につながりにくいことが多く、掲載サイトによってはブランドイメージが棄損するリスクがあるため、基本的には弊社も除外が良いと思います。
ただし、予算が潤沢かつ一定のシェアを獲得する戦略をとっている事業者の方は、配信もアリだと思います。
先に挙げたように、検索ネットワークにはdocomo.ne.jpなど有名なサイトも含まれている他に、検索ネットワークを除外する広告主が多いせいか、Google検索に比べてクリック単価が安くなることがほとんどのためです。そのため、基本戦略として検索パートナーは除外だけれど、配信面を増やしていきたい場合は要検討というのが筋がいいかなと思います。
皆様の広告運用にお役立ていただけますと幸いです!