Meta広告

meta広告の「詳細ターゲット設定」使っていますか?設定方法から活用まで徹底解説!

詳細ターゲット設定とは

meta広告において、狙ったユーザーに配信するための必須機能である「詳細ターゲット設定」。
Advantage+ ショッピングキャンペーンなど自動化キャンペーンが主流となりつつある中で、最近運用を始めた方の中には「使ったことない!」という方もおられるかもしれません。

しかしながら、「詳細ターゲット設定」では学歴などユーザーの詳細な属性に始まり、興味関心、行動履歴、ライフイベントなど非常に多くの条件の中から、広告配信の対象を絞り込むことが可能です。
また、機能を最大限に活用することでムダな広告予算を削減し、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。
まだ使ったことが無い方も、Advantage+のみで勝負している方も、今一度「詳細ターゲット設定」を学習して自社に活かせないか検討してみましょう。

 

詳細ターゲットの仕組み

詳細ターゲット設定では、metaが持つ次のデータを基にユーザーを定義し、様々なカテゴライズを行います。

・クリックする広告
・やり取りをするページ
・デバイスの利用状況や旅行の好みなどに関連して利用者がMetaのテクノロジー上で行うアクティビティ
・年齢、性別、所在地などの利用者データ
・使用するモバイルデバイスとネットワークの接続速度

詳細ターゲット設定について | Metaビジネスヘルプセンター

 

詳細ターゲットの設定手順

※2024年12月時点での設定手順です。

①広告キャンペーンを作成し、広告セットの編集画面まで進む

 

②「Advantage+ オーディエンス」欄まで進む

 

③「元のオーディエンスオプションに切り替える」を選択する


→「元のオーディエンスを使用」を選択

 

④「オーディエンス」の「Advantageターゲット設定」にて設定

・「参照」をクリックすると、「利用者層」「興味・関心」「行動」から様々なターゲットを選択できます。

・検索タブに任意の語句を直接入力することで、参照からは表示されない様々なジャンルのターゲット設定も可能です。

(注意)
コンバージョン、アプリイベント、値、リンククリック、ランディングページビューに最適化されたキャンペーンでは、Advantage詳細ターゲット設定が自動的に適用されます。

 

詳細ターゲット設定の活用方法

詳細ターゲット設定を活用するには、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

OR条件、AND条件の活用

OR条件とは、「AまたはBのいずれか」の条件に合致するオーディエンスすべてに配信する設定です。
詳細ターゲット設定の検索枠にて、任意のターゲットを複数選択することで設定できます。

 

AND条件

AND条件とは、「AかつB」の条件に合致するオーディエンスすべてに配信する設定です。
詳細ターゲット設定にて「さらに細かく定義」を選択し、「次の条件にも一致(必須)」配下の検索枠から任意のターゲットを選択することで設定できます。

 

オーディエンスサイズの確認

広告セット右側の「オーディエンスの広さ」という項目から、設定したターゲットの推定オーディエンスサイズや1日あたりの推定リーチ・クリック数を確認できます。

オーディエンスが広すぎる場合は、CVが期待できないターゲットにまで配信していないか確認しましょう。

オーディエンスが狭すぎる場合は、CVRを意識するあまりターゲットを限定しすぎていないか確認しましょう。
推定リーチ数やクリック数を参考に、推定CTR・CVRから逆算して広告予算を検討することもできるので、毎回確実に押さえておきたい項目です。

 

BtoB向けセグメント

最後に、2022年のアップデートで追加されたBtoB向けのターゲットを紹介します。

利用者層>仕事>業界 から選択可能です。
BtoB商材の内容によっては、経営者や意思決定者にアプローチできることが大きなメリットになるものもあると思います。
有効に活用していきましょう。

 

まとめ

あらゆる広告媒体が自動化に向かう中で、今さら手動のターゲット設定を極めることに疑問を持つ方もおられるかもしれません。
しかし、自動化に頼り切ってしまっていては成果が落ちた時にどのような対策を打てばよいか検討がつきません。
大事なのは自動・手動を決めることではなく「自社の成長に最大限貢献できるマーケティング手法」を追求し続けることです。

宮田 昌平

宮田 昌平

横浜国立大学卒業。大手インフラ会社で営業職を経験後、マーケティングの世界へ。サウナ、マンガ、キャンプが趣味の2児の父

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