Meta広告

meta広告でInstagramアカウントを活用する方法を徹底解説!

meta広告では、単にInstagramへ広告配信するだけでなく、Instagramアカウントのポテンシャルを最大限活用した運用をすることができます。
・Instagramアカウントは広告配信用としてのみ管理している
・オーガニック投稿と広告は別物として考えている
・Instagramアカウントのフォロワー数には自信があるが、どう活用していいか分からない
今回の記事は、そのような方に役立てることと思います!

 

Instagramアカウントを利用してカスタムオーディエンスを作成する

meta広告では、Instagramアカウントをソースとしてカスタムオーディエンスを作成することができます。
これは、Instagramのプロフィールや投稿、などにアクションを実行した人を元にオーディエンスを作成することができる機能です。
2024/9時点では、以下の5つのイベントが選択できます。

①このプロアカウントをフォローし始めたアカウントセンター内アカウント

このInstagramプロアカウントのフォローを始めた人が含まれます。
※Instagramプロアカウントのフォローをやめた人は除外されます。

②このプロアカウントにアクションを実行したすべての人

このプロフィールにアクセスした人や、この投稿や広告に対して「いいね!」、コメント、保存、カルーセルのスワイプ、ボタンのタップ、シェアなどのアクションを実行したアカウントセンター内アカウントが含まれます。

③このプロアカウントのプロフィールにアクセスしたすべての人

実行したアクションにかかわらず、このInstagramプロアカウントのプロフィールにアクセスしたすべての人が含まれます。

④投稿または広告でアクションを実行したアカウントセンター内アカウント

この投稿や広告に対して「いいね!」、コメント、保存、カルーセルのスワイプ、ボタンのタップ、シェアなどのアクションを実行したアカウントセンター内アカウントが含まれます。

⑤投稿または広告を保存したアカウントセンター内アカウント

このプロアカウントのプロフィールまたは自分のフィードで、このInstagramプロアカウントからの投稿または広告を保存した人のみが含まれます。

③~⑤は、②のオーディエンスを細分化したものですね。
これらのカスタムオーディエンスを使用することで、今までInstagramアカウントで頑張ってきた投稿を広告配信に活かせる可能性があります。

 

Instagramアカウントのプロフィールへ誘導する

Instagram広告をクリックすることで、Instagramアカウントのプロフィールへ誘導することを目的とした広告配信が可能です。
方法は以下のとおりです。

①広告キャンペーンの目的「トラフィック」を選択

まず、新たにキャンペーンを作成し「トラフィック」を選択します。
※「トラフィック」以外では設定することができません。

②広告セットのコンバージョンの場所「Instagramプロフィール」を選択

次に広告セットの設定画面にて、コンバージョン>コンバージョンの場所>Instagramプロフィール を選択します。
こちらを選択することで、パフォーマンスの目標は「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」となり、
広告のCTA(コールトゥアクション)は「Instagramプロフィールを見る」に固定されます。

 

Instagramアカウントの既存投稿を広告にする

Instagramアカウントでの過去の投稿を、そのまま広告として配信することも可能です。
反応が良かった実績のある投稿を配信できる点や、新たにクリエイティブを作る必要がない点がメリットです。
方法は以下のとおりです。

①広告設定にて「既存の投稿を使用」を選択

広告設定画面の「広告設定」にて「既存の投稿を使用」を選択します。

②クリエイティブにて広告にする投稿を選択

クリエイティブ欄にて広告に使用する投稿を選択します。
上記赤枠部分に設定した投稿が表示されます。
「他の投稿に変更」をクリックすると、過去の投稿一覧から選択できます。


赤枠に過去の投稿が表示されます。

 

Instagramアカウントを活用できる、広告配信手法3選!

①特定のフォロワーへの訴求強化

フォロワーには様々な方が混在しています。
企業やサービスのファンや最近好きになった方はもちろんですが、
・自分の投稿の参考にしようとしている人
・競合他社に属しており、情報収集目的でフォローしている人
・一過性の目的でフォローしたが、現在はまったく興味を持っていない人
など、必ずしもエンゲージメントにつながるとは限らないフォロワーもいることと思います。

そこで、「地域」「年齢」「性別」などデモグラフィックオーディエンスを掛け合わせで設定したり、詳細ターゲット設定で興味関心などと掛け合わせることで、フォロワーの中でも特に購入意欲が高いと思われるユーザーにのみ広告配信する、など目的を明確にした配信を行うことができます。
リピート性のある商材ならば、フォロワー内の○○日以内に購入したユーザーのみに広告配信する、などLTV向上を期待するような手法も考えられますね。

 

②類似オーディエンスを使ったフォロワー増加施策

フォロワーに一定のボリュームがある場合は、類似オーディエンスを活用することも可能です。
例えば、フォローし始めた人の類似オーディエンスに対して「プロフィールへ誘導する」広告を配信することで、
単にプロフィールへ誘導するよりも、よりフォローする可能性が高そうなオーディエンスにアプローチすることが可能です。
これと①を相互に配信することで、顧客創造&育成サイクルを確立できる可能性があります。

 

③カスタムオーディエンスを使ったフォロワー増加施策

カスタムオーディエンスにて「アクションを実行したすべての人」を選択し、「フォローし始めた」人を除外します。
この「アクションをしたけどフォローしていない人」に向けてプロフィールへ誘導する広告を配信します。

「アクションをしたけどフォローしていない人」には、
・とある投稿内容に興味があっていいね!したけど、毎回見ようとは思わないのでフォローしていない
・時間がなくて保存だけした。フォローするしないは考えていない
・おすすめでたまに流れてこれば十分。フォロー数が増えて本当に見たい投稿が見れなくなるのを避けたい
など様々な事情があるかと思います。

そのため、プロフィールへ誘導してフォロワーになる可能性が高いアプローチ方法ではあるものの、「このアカウントをフォローすることでどんなメリットがあるか」を訴求する広告(投稿)と組み合わせることでより見込みのある潜在層にアプローチできるかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたか?
meta広告である程度の成果が出ていると、広告任せになって通常投稿などInstagramアカウントの運用がおざなりになる可能性もあります。
しかし、Webマーケティング、特にSNSマーケティングで重要なことは複数のチャネルでの相乗効果を高めることです。
Instagram広告&オーガニック投稿だけでも、これだけ戦略の幅を作ることができます。
成果の期待できる手法に集中することももちろん大事ですが、短期的な成果や売上貢献の有無のみで考えるのではなく、長期的、俯瞰的な視点でマーケティング戦略を構築していきたいものです。

宮田 昌平

宮田 昌平

横浜国立大学卒業。大手インフラ会社で営業職を経験後、マーケティングの世界へ。サウナ、マンガ、キャンプが趣味の2児の父

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