X広告(旧Twitter広告)

X広告のプレースメント(配信先)毎の特徴と考え方を徹底解説

X広告は静止画、動画、カルーセルなどクリエイティブのバリエーションが豊富なだけでなく、配信面(プレースメント)にもバリエーションがあります。

プレースメント毎にユーザーのモチベーションが異なりますので、モチベーションに合わせて広告配信をすることで効果を最大化できる可能性があります。

今回はそんなX広告の配信面毎の特徴や活用方法について解説したいと思います。
(本記事ではタイムラインテイクオーバーなどの予約型広告ではなく、広告ポスト(プロモポスト)について取り上げます)

X広告プロモポストのプレースメント5種と配信先

  • ホームタイムライン
  • プロフィール
  • 検索結果
  • 返信
  • メディアビューアー

 

ホームタイムライン

ターゲティングしているユーザーのタイムラインにプロモポストが配信されます。この配信先はキャンペーンタイプによっては外すことのできない必須の配信先になります。

タイムラインは、ユーザーが最新のツイートを確認する場所で、ユーザーは最新情報を追いながら流れるコンテンツを確認していくため、心境としては「軽い興味」や「ちょっとした気晴らし」の状態にあります。

このようなモチベーションのユーザーが多いため、タイムラインに表示される広告はユーザーの注意を引きつけるような、視覚的かつ、内容が興味深いと感じさせるものである必要があります。

 

プロフィール

ユーザーのプロフィールページは、そのユーザーに関する情報をチェックするための場所で、配信対象外にすることができます。

ここに広告が表示されるとき、ユーザーは自分のアカウントや他のアカウントを見ている状態です。プロフィールページにいるユーザーは、自分自身のアカウントや他のアカウントを確認するため、比較的「落ち着いている」状態であることが多いです。アカウントに関連する情報をじっくり見ているため、関連性の低い広告は、鬱陶しく感じさせる恐れもあるため、ブランディング目的でX広告を活用する際は注意が必要です。

 

検索結果

検索結果ページは、ユーザーが何かを「探している」時に訪れる場所で、配信対象外にすることができます。

ここで広告が表示されるユーザーは、特定の情報や商品を探していることが多く、比較的高い意図を持っていることが多いです。そのため、自分が探しているものに関連していると感じれば、非常に高い関心を示す可能性があります。逆に、検索意図と広告内容がズレていると、すぐに無視されることになります。

そのため、「プロフィール」と同様に、広告が鬱陶しく感じさせる恐れもあるため、ブランディング目的でX広告を活用する際は注意が必要です。

 

返信

ポストの返信画は、他のユーザーとのやりとりが行われている場所で、配信対象外にすることができます。

返信欄に表示された広告は、ユーザーが他のユーザーと議論したり、会話をしている状態で目に入ります。ユーザーは他の人との対話に集中していることが多く、コメントや反応を見ているため、広告が入り込むことに少し「違和感」を感じることがあります。そのため、広告が目立ちすぎたり、会話を邪魔しないように配慮が必要でし、ブランディング目的でX広告を活用する際は注意が必要です。

 

メディアビューアー

 

※筆者に表示されたメディアビューアー内の広告

メディアビューアーはユーザーが没入型の全画面メディアビューアーを使っているときにポストを配信されます。キャンペーンタイプ「動画の再生数」で利用が可能です。

全画面で動画を視聴しているという点で、心境はTikTokに近く、ホームタイムライン同様 特に目的がない状態であることが多いです。ユーザーの注意を引きつけるような、視覚的に引き付けるような広告である必要があります。

 

まとめ

X広告は配信先によってユーザーのモチベーションが異なるため、いくら成果の出ている広告とは言え、配信面によってはネガティブな印象を持たれるリスクもあります。

特にブランディングを重視する事業者さんはその点にも気を付けて広告配信してみてください。

小玉 修平

小玉 修平

ALTWA代表。公益社団法人のマーケティング専門家としても活動。趣味はランニング(低速)。外羽より内羽派。フルブローグよりセミブローグ派。

TOP